■ 発表論文集の原稿(原本)발표요지집원고.pdf

■ 発表資料


<本発表に対する感想およびコメント>

 日本韓国語教育学会での発表は今回で2回目でした。韓国出身の研究者が中心となっている学会であるだけあって、2018年度大会の懇親会は3次会、4次会、5次会…と終る気配もなく夜中まで続いたおかげでほかの先生たちと話す機会をたくさん持てました。日本で活躍なさっている韓国人の先生、研究の先輩たちと顔見知りくらいにはなることができたので、大きな収穫です。お酒の力は強い(笑)。 内容は、やはり2012年頃(韓国で修士課程だった頃)に利き手敬語使用様相を研究しようとして、その脇役程度で調査してみた呼称使用様相をさらに調査し、発展させたものになります。2012年当時は実力不足で学会発表の段階まではいたらなかったので、今回発表できたのは感慨深かかったです。しかし…呼称関する多くの研究が「アンケート」という方法を取っているにも関わらず、私は自然談話における実際の使用を見ることに価値があるとこだわりました。「アンケート」だと、自分の言葉に自信が持てなかったり、否定的な認識を持っている話者はどうしても「規範」的なことを答えがちで、的確に現状を捉えるに適しないと思ったためです。ま、それはそれで試みはよかったものの…実際の会話で呼称の使用というのは、非常に出現が少ないものなんですね(笑)。考えてみれば確かに、誰かを振り向かせるために、呼び出すために使用するのが呼称であって、そういった場面というのは家族以外ではあまりありません。なので、もっともっと大量に談話を確保しないと、呼称使用の全体像というものはいつまで立っても描けないということがわかりました。反省です。先行研究がこぞって「アンケート」という方法を取っているにはちゃんとした理由がありました(笑)。でもやはり自然談話にこだわりたい… さらに、「呼称」には三つくらいの細分類がありまして、私の研究ではそのうちどこまでを扱うかに関する悩みもいまだ現在進行中です。頑張りたいですね‼
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